隣人5人殺害の容疑者、200人態勢で行方追う 米テキサス州
(CNN) 米テキサス州クリーブランドで9歳の子どもを含む5人が殺害された事件で、当局は4月30日、複数の法執行機関の警官ら200人余りが容疑者の行方を追っていると明らかにした。
テキサス州サンジャシント郡の保安官事務所によれば、警官らが1軒1軒家を訪問して情報を集めているほか、捜索を知らせるためのスペイン語のポスターも制作しているという。
連邦捜査局(FBI)によれば、容疑者の逮捕につながる情報には総額8万ドル(約1000万円)の報奨金が出る。
FBIがツイッターに投稿したフランシスコ・オロペサ容疑者(38)の写真/FBI Houston
フランシスコ・オロペサ容疑者(38)は4月28日夜、隣人の大人4人と少年1人を殺害した容疑に問われている。捜査員は当初、容疑者の携帯電話を追跡したが、29日夜の時点で追跡ができなくなった。
FBIの特別捜査官は30日、記者会見で、今のところ容疑者の行方がわかる手がかりはないとし、報奨金を用意したので、誰かから連絡が来ることを願っていると語った。
米NPO「ガン・バイオレンス・アーカイブ(GVA)」によれば、今年1~4月に発生した銃乱射事件は少なくとも184件に上る。GVAは、銃撃犯を除いて4人以上が撃たれた事案を銃乱射と定義している。