日本で服役の米兵、解決に向け家族がバイデン大統領訪日に望み
ブリタニーさんによると、バイデン大統領は1月にホワイトハウスで行った岸田文雄首相との会談でアルコニス受刑者の問題を取り上げ、会談後に「この問題の解決を試みる」作業部会を設置することで日米が合意したという。
2月には、ブルース・ウェスターマン下院議員(共和党)のゲストとして一般教書演説に招かれたブリタニーさんが、バイデン大統領と言葉を交わす場面があった。
18日に行われた岸田首相との会談でバイデン大統領がこの問題を取り上げたかどうかについてCNNが質問したところ、ホワイトハウス報道官は、ホワイトハウスの発表に付け加えることはないと返答した。発表内容にアルコニス受刑者に関する言及はなかった。報道官は、米高官が解決を目指し、日本側に一貫してこの問題を提起していると言い添えた。
在米日本大使館はこの問題についてコメントを避けた。
「大統領がこの問題を提起し、大使がこの問題を提起して、米国にとってこれが重要であることをはっきりさせた。彼らは同盟国であり、大統領が問題だと認識してそれを提起すれば、それが大きな問題だと認識する。しかし日本の反応を見る限り、これを大きな問題だと思っているようには見えない」とブリタニーさんは言う。
ブリタニーさんと子どもたちは数週間ごとにアルコニス受刑者と面会しており、現在は30分間の面会が月に5回認められているという。いずれも10歳に満たない子どもたちが、同盟国間でのこの困難な状況の「代償を払っている」とブリタニーさんは訴えた。