航空ショーで衝突事故、パイロット2人が死亡 米ネバダ州
(CNN) 米ネバダ州リノで開かれた航空ショーで17日、レースに出場した航空機2機の衝突事故があり、パイロット2人が死亡した。
主催者によると、現地時間の午後2時15分ごろ、レースを終えた2機が着陸時に衝突し、両機のパイロットの死亡が確認された。
事故を受けてレースの運営は全て中断された。ほかに負傷者の報告はないとしている。
米国家運輸安全委員会(NTSB)は事故原因を調べていることを明らかにした。
NTSBによると、衝突したのはいずれもレースを終えたばかりのノースアメリカン製の航空機「T―6G」と「AT―6B」。衝突した機体は互いから2.4キロほど離れた距離で停止した。機体の残がいは場外の施設に運んで詳しく調べる方針。
主催者は、NTSBや米連邦航空局(FAA)、地元当局による事故原因の究明に協力すると表明した。パイロット、観客、ボランティアには必要なサポートを提供するとしている。
公式サイトによると、今回の事故が起きた航空ショーは、「ネバダ州北部と世界中の航空ファン」のためのイベントとして50年以上の歴史を誇る。過去数十年で100万人以上の観客が訪れ、地域経済に7億5000万ドル以上の貢献をしたとしている。