バイデン大統領の愛犬、ホワイトハウスでかみつき事案多発 警護隊との関係に影響

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愛犬のコマンダーと遊ぶバイデン米大統領と妻ジルさん=2021年12月28日、米デラウェア州/SAUL LOEB/AFP/Getty Images

愛犬のコマンダーと遊ぶバイデン米大統領と妻ジルさん=2021年12月28日、米デラウェア州/SAUL LOEB/AFP/Getty Images

一方、シークレットサービスの広報責任者は、バイデン一家との緊張関係について伝えられた内容を全面的に否定。「シークレットサービスと大統領一家の間には絶大な信頼と敬意がある」と強調した。

それでもコマンダーのかみつき事案は発生し続けている。直近で確認された事案は9月25日で、被害者はホワイトハウスの医療班による手当てを必要とした。ホワイトハウスはコマンダーが関係したかみつき事案の具体的な件数について、CNNの取材に対する答えを拒んでいる。

「信頼関係の崩壊を心配する段階を越えている。私たちは声を上げなければならない」と関係者は訴える。

匿名で取材に応じたこの関係者によると、職番環境は「敵対的」かつ「危険な」状況にあり、コマンダーと接触しないよう、特定の入り口を通って特定の場所を避けるよう隊員が指示されたこともある。コマンダーが屋外にいる時はシークレットサービスが隊員に無線で伝え、隊員はその場所を避けるという。

この関係者は、上司がどれほど憂慮すべき状況にあるかを警告する手段として、今年の夏はコマンダーがかみつく事案が多発したと隊員に告げたと話している。

バイデン夫妻は大の犬好きで、副大統領時代からホワイトハウスでジャーマンシェパード犬を飼っていたが、当時はシークレットサービスとの関係は良好だった。当時の愛犬「チャンプ」は2021年6月、デラウェア州のバイデン氏の自宅で13歳で息を引き取った。

半年の間にチャンプを亡くし、メイジャーと離れなければならなくなったことは、大統領夫妻にとって大きなストレスだったと、ジル夫人の元広報担当者は指摘している。

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