トランプ氏、ネタニヤフ氏を痛烈批判 ハマスによる攻撃巡る諜報の落ち度で
また同日開かれたフロリダ州での選挙イベントでもこの件に言及。自身が諜報(ちょうほう)を確認する場合は、その内容や過去1週間で起きた不備などを話し合い問題を解決させるとの認識を示唆した。
ヒズボラに関しては「悪意があって、賢い」と評した。米国とその同盟国はヒズボラに対し、ハマスとイスラエルの対立を激化させないよう警告を発している。
大統領任期中はネタニヤフ氏に固い友情を示していたトランプ氏だったが、2020年の大統領選でネタニヤフ氏がバイデン氏の勝利を認めてからは敵意を抱き続けている。
昨年末にネタニヤフ氏が首相に返り咲いたときには祝福の言葉を贈ったものの、敵対心が薄れることはなかった。トランプ氏の考えに詳しい複数の情報筋がCNNに明らかにした。
ネタニヤフ氏についてはバイデン氏の勝利を巡るコメントをするべきではなかったというのがトランプ氏の変わらぬ思いであり、10日のイベントでも改めて20年大統領選の不正にまつわる虚偽の主張を展開した。
その上で、自身が大統領ならハマスによる攻撃は起きていなかったとも示唆。支持者らに対し、「大統領選で不正がなければ、誰だろうとイスラエルに侵入するなど考えもしなかっただろう」と語った。