トランプ氏、元コラムニストによる民事訴訟の延期要請 最高裁持ち込みなどの法的措置念頭に

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集会で演説するトランプ前米大統領=16日、米ニューハンプシャー州ダーラム/Reba Saldanha/AP

集会で演説するトランプ前米大統領=16日、米ニューハンプシャー州ダーラム/Reba Saldanha/AP

(CNN) トランプ前米大統領は、自身から性的暴行を受けたとして元雑誌コラムニスト、ジーン・キャロル氏が訴えた民事訴訟について、連邦控訴裁判所に対し、来月予定されている裁判を延期するよう求めている。延期により、訴訟を最高裁に持ち込むなど他の法的措置の検討が可能になるとみられる。

裁判は来年1月16日に予定されている。

21日に行った申し立てでトランプ氏の弁護士らは、裁判を行わず自分たちに控訴の選択肢を検討する時間を与えるよう要求した。そこには控訴裁判所の判事全員がトランプ氏の主張を審理するよう要請することや、訴訟を最高裁へ持ち込むことなどが含まれる。

弁護士らが求める控訴の選択肢検討のための延期期間は90日。これとは別に当該の申し立てが完了するまでの期間も裁判を延期するよう要請している。

弁護士らは、トランプ氏を刑事訴追しているスミス特別検察官が先週、連邦最高裁に対し、トランプ氏の免責特権を巡る審理を要請した件に言及。要請を退けるようトランプ氏側が最高裁に申し立てる中、決着までの間当該の訴訟は停止していると指摘し、同様に上記の民事訴訟の方も延期されるべきだと続けた。

スミス氏は、2020年大統領選の結果を覆そうとしたとしてトランプ氏を刑事訴追している。

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