元CIA職員に禁錮40年 大量の機密情報、ウィキリークスに流出
翌年、シュルテ被告はサイバーツールとソースコードを盗んでウィキリークスに提供し、自分がコンピューターシステムにアクセスした形跡を全て消去して痕跡を隠そうとした。
16年11月にシュルテ被告はCIAをやめ、ウィキリークスは17年3月、情報の第1段を公開した。
ウィキリークスはこの情報について、CIAのハッキング能力が一線を越え、権限を逸脱していないかどうかに関する政策的疑問を投げかける意図で、匿名の人物から提供されたと説明していた。
シュルテ被告は児童ポルノ関連の容疑で17年8月に逮捕され、数カ月後にはデータ流出に関与した罪で訴追された。CIAと米連邦捜査局(FBI)の捜査員に対してうそをついた罪にも問われている。