10代の8人に銃撃、1人は9発撃たれ重体 米フィラデルフィア
米フィラデルフィア(CNN) 米フィラデルフィアのバス停留所で6日午後、15~17歳の高校生少なくとも8人が銃で撃たれる事件があった。当局が記者会見で明らかにした。
地元警察によると。負傷した生徒のうち16歳の1人は9発撃たれ重体。残る7人の容体は安定している。
警察幹部はフィラデルフィア市長とともに記者団の取材に応じ、4日午後に起きた別の銃撃事件にも言及。3日間で11人の若者が撃たれたとし、卑劣な行動は受け入れられないと非難した。
当局によれば、6日の事件は午後3時前に発生。停留所の角を曲がったところにいた車両から3人が降りてきて生徒らに歩み寄り、彼らに向けて少なくとも30発発砲したという。生徒らはバスに乗ろうとしていたところだった。
警察は被害者の8人について、2人が15歳、5人が16歳、1人が17歳だとした。このうち1人は女子生徒だとしている。
被害者らは脚や腕、背中、上半身に傷を負ったという。
現時点で逮捕者は出ておらず、当局は容疑者と思われる人物に関する情報を公開していない。
バスの乗客にけが人はなかった。
銃暴力のデータを収集する米NPOのガン・バイオレンス・アーカイブによると、米国で4人以上の被害者が出た銃撃事件は、今年に入ってからの66日間で、6日の事件を含めて71件報告されている。