米国がイスラエルに確約、ヒズボラと全面戦争なら支援

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
イスラエル軍による攻撃後、レバノン南部で立ち上る煙=6月21日撮影/Ramiz Dallah/Anadolu/Getty Images

イスラエル軍による攻撃後、レバノン南部で立ち上る煙=6月21日撮影/Ramiz Dallah/Anadolu/Getty Images

(CNN) 複数の米高官が首都ワシントンを今週訪問したイスラエルの高官代表団に対し、北部国境でレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとの全面戦争が発生した場合、バイデン政権はイスラエルを支援する用意があると伝えたことが分かった。米政権高官が明らかにした。

イスラエルとイランを後ろ盾とするヒズボラの間では最近、越境攻撃が増加しており、中東で新たな全面紛争が勃発する可能性に懸念が高まっている。

イスラエルのネタニヤフ首相は米国が兵器と弾薬の供与を控えていることを公然と批判し、両国当局者の間で緊迫したやり取りが起きている。

ワシントンで今週行われた一連の会談には、デルメル戦略問題相やハネグビ国家安全保障顧問を含むイスラエルの高官が参加した。バイデン政権からはサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)やブリンケン国務長官、マクガーク中東調整官らが出席した。

情報筋によると、出席者はイスラエル北部国境の状況やイラン、停戦や人質関係の交渉を含む幅広い議題について話し合った。

ヒズボラの挑発の件が協議に上った際、複数の米当局者はイスラエルに必要な安全保障支援を提供する方針を明確にしたという。米政権高官が明らかにした。ただ、こうしたシナリオになっても米軍を地上派遣する予定はない。

ハマスによる昨年10月7日のイスラエル攻撃以降、イスラエルに対するヒズボラの挑発は続いており、ここ数週間でエスカレートしている。バイデン政権はこれまで、イスラエル北部前線で新たな戦争が起きるのは望ましくないとの考えを繰り返し表明、外交を通じた緊張緩和を促してきた。今週には、ホッチスタイン特使が緊張緩和を支援するため中東に派遣された。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「米国」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]