米海兵隊、2次大戦激戦地の西太平洋の島で滑走路再整備 中国見据え

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ペリリュー島のビーチに向かう海兵隊の部隊=1944年/Corbis/Getty Images

ペリリュー島のビーチに向かう海兵隊の部隊=1944年/Corbis/Getty Images

この事態に備え、米国は既に「要塞化」している米領グアム島に加え、北マリアナ諸島、パラオやマーシャル諸島の重要性を優先的に考慮すべきとも説いた。

米国はグアム島とパラオの間にあるミクロネシア連邦のヤップ島の国際空港の滑走路延長工事にも関与。この空港も戦中、旧日本軍が建設していた。

第2列島線に含まれる北マリアナ諸島テニアン島など他の地域でも関連施設の利用をにらんだ工事に着手している。テニアン島は日本に原爆投下した爆撃機の出撃拠点となっていた。

米国は外交面でも中国の進出阻止を意識して西太平洋諸国との関係強化に腐心。バイデン政権はパプアニューギニアとの防衛協定に調印し、ソロモン諸島では昨年初期に大使館を再び開設した。

パラオとは1994年に防衛などを米国に委ねる自由連合協定を結んでいるが、昨年には米沿岸警備隊がパラオ側の担当者が不在でも同国の排他的経済水域内で法執行任務に従事できる権限を得ることで合意していた。

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