トランプ氏に命中したのは銃弾、FBIが確認 暗殺未遂事件

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銃撃直後に顔から血を流し、群衆に向かってこぶしを突き上げるトランプ氏/Evan Vucci/AP via CNN Newsource

銃撃直後に顔から血を流し、群衆に向かってこぶしを突き上げるトランプ氏/Evan Vucci/AP via CNN Newsource

(CNN) 米ペンシルベニア州の選挙集会で今月発生したトランプ前大統領の暗殺未遂事件で、連邦捜査局(FBI)は26日、トランプ氏に命中したのは容疑者が発射した銃弾か、その破片だったことを確認した。 

FBIは声明で「トランプ前大統領の耳に命中したのは銃弾だった。銃弾全体であれ小さな破片に分かれたものであれ、死亡した人物の小銃から発射されたものだ」と述べた。

FBIによる今回の確認は、政治的な騒動を沈静化させる最新の試みとなる。新たな声明は連邦法執行機関として最も直接的にトランプ氏の傷に言及したものだが、実質的な変更点はほとんどない。

FBIのレイ長官を含む一部の法執行当局者はこれまで、トランプ氏に命中したのが銃弾かシュラプネル(銃弾の破片)かは不明だとの見解を公にしていた。当局者の中にはトランプ氏に銃弾が命中したか疑問視し、ガラスの破片が命中したか、倒れる時に負った傷ではないかと指摘する者もいた。

レイ氏は今週の議会証言でトランプ氏に触れ、「彼の耳に命中したのが銃弾か、破片かについては依然疑問が残る」と述べていた。

トランプ氏の傷に関する疑問は政治的な反発を招いている。トランプ氏は「民主主義の身代わりになって銃弾を受けた」との認識を示し、自身のSNSで議会証言を巡りレイ氏を攻撃した。

トランプ氏は、自身に命中したのは完全な銃弾だと繰り返し主張。SNSトゥルース・ソーシャルに「残念ながら私の耳に当たったのは銃弾だ。激しく命中した」と書き込み、「ガラスでも破片でもない。病院は『耳にできた銃創』と呼んでおり、それが正しい。かつて名声を誇ったFBIが米国の信頼を失ったのも不思議ではない」とも投稿していた。

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