ハリス氏の好感度、8ポイント上昇 最新の米世論調査
(CNN) 米大統領選に向けた最新の世論調査で、民主党の候補指名が確実視されるハリス副大統領の好感度が前の週を8ポイント上回り、43%に上昇した。
調査は米ABCと調査会社イプソスが26日から27日にかけ、全米の成人1200人を対象にオンラインで実施した。
ハリス氏に「好感を持つ」「好感を持てない」との回答はいずれも43%で真っ二つに割れ、「意見なし」が14%だった。
前週の調査では「好感を持つ」が35%、「持てない」が46%だった。
共和党候補のトランプ前大統領に「好感を持つ」と答えた人は36%、「持てない」と答えた人は52%だった。好感度は前週をやや下回ったものの、同氏の今回の選挙戦では最高の水準を維持している。
共和党の副大統領候補に指名されたバンス上院議員に対しては、「好感を持てない」との回答が39%と前週の31%を上回り、ほぼ同じ幅で「意見なし」が減少した。
ハリス氏にもトランプ氏にも好感を持てない「ダブルへイター」は、全体の7%。前週の時点で再選を目指していたバイデン大統領とトランプ氏のいずれも好ましくないと答えた15%に比べると半減した。最近実施されたほかの調査でも同様の流れがみられる。
民主党支持者のうち88%は、ハリス氏を党候補として「やや熱心」あるいは「非常に熱心」に支持すると答えた。共和党支持者では、82%がトランプ候補を「やや熱心」あるいは「非常に熱心」に支持していた。
調査対象者全体の中では、ハリス氏が民主党候補になることには48%、トランプ氏が共和党候補として戦うことには39%がそれぞれ熱意を示した。
今回の調査に、大統領選でどちらに投票したいかを直接尋ねる質問は含まれていなかった。