トランプ氏、暗殺未遂起きた町で再び集会開催の意向 事件の犠牲者らに敬意表す計画
(CNN) 米国のトランプ前大統領は26日、自身に対する暗殺未遂事件が発生したペンシルベニア州バトラーを再訪し、集会を開催する計画を明らかにした。集会では事件で死亡した支持者の男性や負傷した人々に敬意を表するとしている。
自身のSNS、トゥルース・ソーシャルへの投稿で発表した。13日に発生したバトラーでの事件では、消防士のコリー・コンペラトーレさんが死亡していた。
当日、壇上でのトランプ氏の演説が始まってから数分後、周辺の建物の屋根から銃撃犯がステージに向かって8発の銃弾を発射。トランプ氏は右耳に銃弾を受け出血したが、数日後にはウィスコンシン州ミルウォーキーで開かれた共和党全国大会に姿を見せた。
同大会で、トランプ氏はコンペラトーレさんを称賛していた。複数の当局者によれば、コンペラトーレさんは最期の瞬間、妻子を銃撃から守って亡くなったという。
シークレットサービス(大統領警護隊)のチートル長官は今週、事件につながった警備の不備の責任をとる形で辞任した。
銃撃を受けた際、トランプ氏はシークレットサービスに守られながらも右拳を突き上げ、観衆に向かって「ファイト(戦え)」と呼び掛けていた。
バトラー再訪の計画を発表した上記の投稿でも「どんなに素晴らしい一日になるだろうか。ファイト、ファイト、ファイト!」と書き込んでいる。
バトラーの位置するペンシルベニア州は、今年の大統領選で最も重要な激戦州の一つ。