来月の討論会、トランプ氏は常時マイクオンを希望か 自陣営の努力損なう

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トランプ前大統領は、来月予定されているハリス副大統領(右)との討論会でマイクをオンにしたままにする方が望ましいとの考えを示している/Getty Images

トランプ前大統領は、来月予定されているハリス副大統領(右)との討論会でマイクをオンにしたままにする方が望ましいとの考えを示している/Getty Images

(CNN) 来月予定されるハリス米副大統領との大統領選討論会を巡り、トランプ前大統領が「多分マイクをオンにした方が良い」と発言した。前回と同じくマイクオフでの開催を求める自陣営の努力を損なう発言とみられる。

事情に詳しい情報筋によると、トランプ陣営は討論会の間、候補者に発言の順番が回ってきた場合を除きマイクを切るよう希望している。これはバイデン大統領との間で行われた第1回討論と同じ対応となる。

ただ、トランプ氏は25日夜、討論会を主催するABCニュースを「偏向した」局と批判し、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」でジョナサン・カール記者らへの不満を表明。翌26日には、マイクをオンにしたままにする方が望ましいとの考えを示した。

討論会中、候補者が発言していない時はマイクをオフにしたいかと記者から聞かれ、トランプ氏は「われわれは同じルールにすることで合意した。分からないし、どうでもいい。どちらかといえば多分マイクをオンにした方が良いが、合意内容では前回と同じルールにすることになっている」と答えた。

トランプ氏が討論会に参加するのかどうか改めて疑念を生じさせる発言も出た。

トランプ氏は「あそこの敵意むき出しな様子を見て、『なぜやるのか。別の局でやらないか』と言ったんだ。討論会自体はやりたい」としている。

一方、ハリス陣営側はABCや10月の討論会主催を模索する他のテレビ局に対し、マイクをオンの状態に保つよう要求している。陣営幹部が明らかにした。6月の討論会では、当時のバイデン陣営が候補者の発言時間を除きマイクを切るよう求めていた。

ハリス陣営の広報担当は26日、トランプ氏の発言を受けてマイク問題は「解決された」との認識を示した。

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