トランプ氏、フロリダ州中絶法の修正案に反対票投じる意向 ハリス氏は批判

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米ジョージア州サバンナでの集会で演説するハリス副大統領/Win McNamee/Getty Images

米ジョージア州サバンナでの集会で演説するハリス副大統領/Win McNamee/Getty Images

(CNN) ハリス米副大統領は30日、トランプ前大統領がフロリダ州の人工妊娠中絶規制法への修正案に「反対」票を投じる意向を示したことを批判した。トランプ氏は同日、FOXニュースのインタビューで反対票を投じると発言していた。

ハリス氏は声明で「トランプ氏が先ほど、人工妊娠中絶に関する立場を非常に明確にした」とコメント。「トランプ氏が賛成票を投じるという中絶禁止法は極めて過激な内容で、多くの女性が妊娠していることすら知らないうちに適用される。トランプ氏は(中絶の権利を認めた)ロー対ウェイド判決を覆すのに果たした役割を誇らしげに自慢しており、中絶を受けた女性は罰せられるべきだと述べたこともある」と指摘した。

そのうえで「フロリダ州や全米の女性は救急診療室から追い返され、命に関わる状況に直面し、必要な治療を受けるため何百キロも移動することを強いられている。もちろん、トランプ氏はこれを『美しいこと』だと考えている」と付け加えた。

反対票が投じられれば、フロリダ州のデサンティス知事が昨年署名した妊娠6週後の中絶を禁止する法律が維持されることにつながる。修正案は、胎児が母体外で生存可能になる時期(多くの専門家の見方では妊娠23~24週目)まで中絶の権利を保護する内容。

バイデン大統領の下、ハリス氏は生殖の権利の問題で旗振り役を務めてきた。今年4月には禁止法が施行された数時間後にフロリダ州に向かい、トランプ氏が2期目を務めれば「禁止と苦しみが増え、自由は減る」と訴えていた。

ハリス氏は30日の声明でも同様の考えを示し、大統領に選出されれば生殖の権利を復活させると誓った。

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