米国務長官、イスラエルに到着 外交解決に向け会談へ
(CNN) ブリンケン米国務長官が22日、イスラエルのテルアビブに到着した。激化する中東紛争の外交解決に向けて、当局者らと会談する。
中東で昨年、軍事衝突が始まってから、ブリンケン氏が同地域を訪れるのは11回目。
イスラエルがイランのミサイル攻撃に対する報復を計画中とされ、停戦交渉の膠着(こうちゃく)が指摘されるなかでの訪問となった。
米国はイスラエルに対し、パレスチナ自治区ガザの人道状況が改善しなければ武器の供給を停止すると警告している。
最近、イスラエルの作戦計画をめぐる米政府の極秘情報が流出したことで、両国間の緊張はさらに高まる可能性がある。ただし米国務省は21日、ブリンケン氏の訪問中の会談でこの問題が取り上げられることはないとの見通しを示した。
一方、米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報担当調整官は21日、停戦交渉が近く再開することをホワイトハウスは期待していないと述べた。
イランの国連代表部は同日、イスラエルの対イラン報復について、米国が先進的な兵器を提供してあおった場合は「共犯」になるとの警告を発した。