ウーバー利用客がイスラム教徒の運転手に催涙スプレー、ヘイトクライムで起訴 NY

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「ウーバー」の運転手に催涙スプレーをかけた利用客が憎悪犯罪で起訴された/Sebastian Gollnow/dpa//picture-allian/AP

「ウーバー」の運転手に催涙スプレーをかけた利用客が憎悪犯罪で起訴された/Sebastian Gollnow/dpa//picture-allian/AP

(CNN) ニューヨーク州のマンハッタン地区検察によると、配車サービス「ウーバー」の利用客が、イスラム教の祈りを唱え始めた運転手に催涙スプレーを吹きつけたとして、ヘイトクライム(憎悪犯罪)で起訴された。

当局者らが法廷文書の内容として話したところによると、被告の女(23)は7月31日、マンハッタンの道路を走行していたウーバーの車内で、運転手の男性(45)がアラビア語で祈りをささげ始めたところに、後部座席から乗り出して催涙スプレーをかけ、苦痛を与えた。

男性が緊急通報し、被告は逮捕された。州裁判所で正式に起訴され、次回は1月に出廷する予定。

検事は、自分の職務を遂行していただけの男性を被告が不当に襲撃したと主張。「被害者は勤勉なニューヨーク市民で、このような憎悪の対象となるいわれはない」と述べた。

また、マンハッタンは多様な人々を受け入れる「包括性」の推進に取り組み、憎悪犯罪対策班が偏見に基づく暴力との闘いに尽力していると強調した。

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