迫る米大統領選、ジョージア州とノースカロライナ州で支持拮抗
(CNN) 米大統領選が5日に迫る中、鍵を握る激戦州のうちジョージア州とノースカロライナ州で、民主党候補のハリス副大統領と共和党候補のトランプ前大統領の支持が拮抗(きっこう)している。CNNが調査会社SSRSに委託した世論調査で明らかになった。
ジョージア州では投票する可能性が高い有権者のうち48%がトランプ氏を、47%がハリス氏を支持すると回答。ノースカロライナ州では逆にハリス氏が48%、トランプ氏が47%の支持を集めている。いずれも誤差の範囲で、両氏とも明確にリードしていないことがうかがえる。
CNNが8月下旬にジョージア州で、9月下旬にノースカロライナ州で実施した世論調査の結果から大きな変化はない。
両州では今年の大統領選でも激戦が繰り広げられている。2008年の大統領選では民主党のオバマ元大統領が僅差(きんさ)でノースカロライナを制したが、直近3回は共和党が勝利。だが20年の選挙でトランプ氏が最も僅差で勝った州でもある。
ジョージア州では前回の選挙で、バイデン大統領が1ポイントに満たない差でトランプ氏に勝ち、民主党としては1992年のクリントン元大統領以来となる勝利をもぎ取った。
各州の有権者の95%が誰に投票するか決めたと答えており、浮動票は少なくなっている。だがそうした浮動票の行方が勝敗を決める可能性は十分ある。
また、ジョージア州の有権者の59%、ノースカロライナ州の52%が期日前投票を済ませたと回答。そうした票では、ハリス氏がジョージア州で7ポイント、ノースカロライナ州では6ポイントリードしている。