米空軍初の本格的な試練、どうやってイランのドローン群を撃退したのか

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レーシー・ヘスター大尉はこの戦闘での勇敢さをたたえられ、シルバーメダルを授与された=12日/CNN

レーシー・ヘスター大尉はこの戦闘での勇敢さをたたえられ、シルバーメダルを授与された=12日/CNN

F15のパイロット、ティモシー・コージー中佐によれば、パイロットにはそれまで、練習のための時間があまりなかった。

コージー氏は、攻撃用ドローンについて、「敵にとっては低コストで低リスクだ」と述べ、ドローンが大量に送り出される可能性があるが、米軍は民間人や同盟国を守るために交戦しなければならないと指摘した。「我々はまだ大規模な演習を始めていなかった」

イランによる大規模攻撃は、高度に洗練されたレーダー網を容易に回避できる、安価で動きの遅い攻撃用ドローンと、高価な戦闘機が戦う新世代の戦争に米軍がいかに取り組まなければならないかを浮き彫りにした。

コッフィ氏は、敵を検知して攻撃を行うための戦闘機の能力の限界について言及。最高のレーダーを保有しているものの、これらのドローンを発見する能力があるかどうかさえ誰にもわかっていなかったと述べた。

さらに別の課題もあった。ドローンに対して最も効果的な兵器がすぐに弾切れになってしまったことだ。F15Eストライクイーグルが一度に搭載できる空対空ミサイルは8発だけだ。

F15のパイロット、カーティス・カルバー中佐は「あの夜の任務は、同盟国を守るために利用可能なあらゆる武器を使ってドローンを撃墜することだった。我々はかなり早い段階でミサイルを撃ち尽くした。おそらく20分だ」と語った。

ミサイルを撃ち尽くすと、次の任務はさらに困難なものとなった。基地への着陸だ。地対空ミサイル「パトリオット」が迎撃したイランのミサイルとドローンが頭上で爆発し、滑走路に破片が降り注いだ。

コッフィ氏とヘスター氏など一部の戦闘機は、ミサイルを発射したものの作動せず、ミサイルが「つり下げられた」状態という危険な状況での着陸を余儀なくされた。

基地は事実上封鎖され、攻撃が差し迫っていた。

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