米ロス山火事で2人死亡、強風で消火活動難航 休校や停電も
(CNN) 米カリフォルニア州ロサンゼルスで発生している山火事で、地元当局は8日、住民2人が死亡したと明らかにした。強風で山火事は拡大しており、消火活動は難航している。
海沿いの高級住宅地パシフィック・パリセーズなどが被害を受けている火事が拡大しているほか、新たな山火事も発生し、当局は現在4件の山火事に対処している。
停電の情報サイト「PowerOutage.us」によると、同州では40万戸超の住宅や事業所が停電となっている。停電はベンチュラ郡とロサンゼルス郡に集中している。
また、ロサンゼルス郡では200を超える学校が休校となったほか、公園や動物園などが休園となるなど影響が広がっている。
消防当局によると、強風のためパリセーズでは全く鎮火できておらず、焼失面積は約4780ヘクタールを超えた。住宅など約1万5000棟が焼失する可能性があるという。
パシフィック・パリセーズ地区の東側に位置するイートン地区でも焼失面積は約4300ヘクタールに拡大した。
パシフィック・パリセーズ地区やイートン地区などの住民およそ15万5000人に避難命令が出ており、ハリス副大統領の自宅も避難命令区域に含まれる。