新生児が打撲や骨折、病院で原因不明のけが相次ぐ 元看護師を逮捕 米バージニア州
しかし別の病院の看護師長を務める母親にハッキーさんが相談したところ、注射の際の骨折はあり得ないと指摘され、母親が夫婦に代わって児童保護当局に問題を報告した。
病院は調査を開始したものの、骨折は注射が原因だったと思われると結論付けて、数週間後に調査を打ち切った。24年1月になってヘンリコ郡警察からハッキーさんに連絡があり、事件が解決したと告げられたという。
原因不明のけがが相次いだ米バージニア州の病院/WTVR
あの病院で複数の新生児がけがをしているというニュースをハッキーさんが目にしたのは先月のことだった。うち1人は数カ月にわたって多数のけがを負っていた。被害者は全員が男の子だった。
ハッキーさんの双子は1年4カ月になり、元気に成長している。被害に遭ったノアちゃんも、歩くことができるようになった。
ストートマン容疑者がもし有罪になれば、児童虐待の罪で禁錮10年以下、傷害の罪で同20年以下を言い渡される可能性がある。
ただ、同容疑者が訴追されているのはまだ1件のみ。残る事件については捜査が続けられている。
「一生刑務所行きになってほしい。少なくともそれだけのことをやったんだから」とハッキーさんは話している。