米ロス山火事、アルタデナは「戦場のよう」 当局者が被害状況を説明

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「イートン火災」で焼け落ちた米ロサンゼルス郡アルタデナの建物/Ringo Chiu/Reuters

「イートン火災」で焼け落ちた米ロサンゼルス郡アルタデナの建物/Ringo Chiu/Reuters

(CNN) 米ロサンゼルス郡管理委員会のキャサリン・バーガー委員長は山火事に見舞われた同郡アルタデナの被害状況について、「戦場のようだ」との認識を示した。

破壊の規模について聞かれたバーガー氏は「このようなものは見たことがない」とコメント。「住宅が一つも残っていない区画もあれば、樹木に多少くすぶっている部分を見かけるものの、住宅は全く影響を受けていない区画もある」と説明した。

当局の10日の記者会見によると、何棟の建物が影響を受けたのか、最終的な数字はまだ分かっていない。

バーガー氏は特にイートン・キャニオン周辺の状況について、「あのエリアで起きた破壊については、衝撃的という言葉ですら言い表せない」と語った。

複数の当局者によると、依然として約15万3000人を対象に避難命令が出ている。

発生した山火事のうち、「パリセーズ火災」ではこれまでに約8093ヘクタールに延焼した。地元消防によると、鎮火率は8%。破壊された建物の数は5300棟を超え、州の歴史で3番目となっている。

「イートン火災」は4000棟あまりの建物を破壊し、州の歴史で4番目の数。鎮火率は3%で、消防によると、これまでに約5500ヘクタールに延焼した。

ロサンゼルス郡ウェストヒルズや隣接するベンチュラ郡に燃え広がったケネス火災は、35%が鎮火された。消防によると、これまでに延焼した面積は約404ヘクタール。

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