トランプ氏指名の閣僚候補3人、公聴会で与野党議員から厳しい質問
先週は国防長官に指名されたピート・ヘグセス氏の承認投票が行われ、票数は賛成50、反対50の同数となったが、上院議長を兼ねるバンス副大統領が賛成の決定票を投じ、51対50で承認された。
現状でギャバード、ケネディ、パテル3氏を明確に支持する民主党議員が一人もいないことから、3氏に対する承認投票も同じ結果となる公算が大きい。とりわけギャバード氏とケネディ氏の承認は一段と険しい道のりに直面する可能性もある。
ヘグセス氏の承認に反対票を投じた共和党の前上院トップ、ミッチ・マコネル氏はギャバード、ケネディ両氏への投票について明言していないが、外交方針としてはギャバード氏よりも強硬なタカ派と目されている人物だ。また幼少時にポリオを患った経験からワクチンの効能を支持する立場でもある。
昨年12月に出した声明でマコネル氏は、ケネディ氏を名指しこそしなかったものの「効果の証明された治療法に対して世間の信頼を失わせる行為は、無知なだけでなく危険だ」と指摘していた。