銃を持って飛行機要求の10代、パイロットが阻止 米空港
(CNN) 米アーカンソー州のテクサーカナ地域空港で4日、地元のパイロットが、銃器を持って侵入してきた15歳の少年と対峙(たいじ)して、少年を武装解除させる出来事があった。警察はパイロットの英雄的な行動をたたえた。
ライフルと拳銃で武装した少年は、同空港でサービスを提供しているシグネチャー・アビエーションに歩いて向かい、銃器を誇示しながらカウンターで飛行機を要求した。空港と地元警察が明らかにした。
少年が銃弾を装填(そうてん)したが、職員は事務所から逃げ出すことに成功し、警察に通報した。
パイロットは自身のトラックから銃器を取ってくると、飛行場に侵入していた少年と対峙し、地面に伏せるよう指示した。少年は指示に従い、武装解除に応じた。その後、警官が到着し、少年を拘束した。空港によれば、車の中から散弾銃も発見された。
警察によれば、少年は地元の出身ではなかった。加重暴行や加重強盗未遂、テロの脅迫などの罪に問われている。少年は拘置所に送られ、出廷の日時が決まるのを待っている。警察によれば、地元の検事が正式に起訴するかどうかを判断する。
警察は、非常に危険な状況だったにもかかわらず、迅速かつ平和的に解決したことをたたえた。少年の動機はわかっていない。