ホワイトハウス、株式市場の大崩れから注意そらす

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上空に灰色の雲が垂れこめるホワイトハウス/Al Drago/Bloomberg/Getty Images/File

上空に灰色の雲が垂れこめるホワイトハウス/Al Drago/Bloomberg/Getty Images/File

(CNN) 米国のトランプ大統領は10日、珍しくカメラの前に現れなかった。リセッション(景気後退)の可能性を排除しなかった同氏の発言を受け、この日の米株式市場は売りが広がっていた。

市場に対する反応を問われたホワイトハウスは、トランプ氏の政策で投資が促進されていると擁護。大統領1期目の経済実績にも言及した。

ホワイトハウスのクッシュ・デサイー報道官は声明で、「トランプ大統領の選出以降、産業界のリーダーたちは大統領の掲げる米国第一の経済課題に対応している」と指摘。関税や規制緩和の他、米国産エネルギーの解放に巨額の投資を行うとした公約では数千人の雇用が生まれるだろうと述べた。また1期目には雇用と賃金、投資で歴史的な伸びを実現したと主張し、それらが2期目で再現される見通しだと言い添えた。

株式市場で売りが広がった主な要因は、トランプ氏の関税政策の影響に対する懸念だ。トランプ氏は9日放送のFOXニュースとのインタビューで、米経済は「過渡期」を迎えるとの見通しを示し、リセッションの可能性を排除しなかった。

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