トランプ米大統領、ベネズエラ産石油の輸入国に「関税25%」

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ベネズエラ国営石油会社のポンプジャック=ベネズエラ西部スリア州のマラカイボ湖/Gaby Oraa/Bloomberg/Getty Images

ベネズエラ国営石油会社のポンプジャック=ベネズエラ西部スリア州のマラカイボ湖/Gaby Oraa/Bloomberg/Getty Images

(CNN) トランプ米大統領は24日、南米ベネズエラから石油を購入した全ての国に対して、25%の追加関税を課すとの考えを明らかにした。

トランプ氏は自身のSNSトゥルース・ソーシャルへの投稿で、「ベネズエラは米国と米国が支持する自由に対して非常に敵対的だ。そのため、ベネズエラから石油やガスを購入する国は我が国との貿易で米国に対して25%の関税を支払わなくてはならない」と述べた。

トランプ氏は証拠を示すことなく、ベネズエラが暴力的な人々や、「トレン・デ・アラグア」などのギャング組織のメンバーを「意図的かつ詐欺的」に米国に送り込んだと主張した。

これより前、一部報道では、トランプ氏が以前に発表した追加関税をめぐり、医薬品や自動車、木材などについては発効を遅らせるとの見通しが出ていた。こうした追加関税は4月2日に発効され、トランプ氏は同日に「相互関税」についても発表するとの考えを明らかにしている。

商務省のデータによれば、ベネズエラは昨年、米国にとって最大の石油供給国の一つだった。米国は2024年、ベネズエラから石油とガスを合計で56億ドル(現在のレートで約8400億円)購入した。米国によるベネズエラからの石油購入はバイデン前政権が23年にベネズエラ産の石油に対する制裁を一時的に解除したことで起きた。バイデン政権はその後、ベネズエラの指導者ニコラス・マドゥロ氏が自由で公正な選挙を実施しなかったとして24年4月に制裁を復活させている。

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