リビア議会、新内閣の閣僚名簿を否決 首相解任

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トリポリ(CNN) リビアの国民議会は7日、アブシャグール首相が提出した新内閣の閣僚名簿を否決し、首相を解任した。

アブシャグール首相は先月12日に任命されたばかり。先週、29人の閣僚名簿を提出しようとしたが、議会から厳しい批判を受けていったん撤回した。新たな期限とされた7日、閣僚を10人にしぼった「危機管理内閣」を提案。しかし新たな名簿も賛成44、反対125、棄権17で否決された。

議会はその後、アブドゥルラヒム・キーブ氏率いる暫定政府への支持を表明。次期政府発足まで暫定政府が存続し、アブシャグール氏は副首相に戻ることとなった。政府発足や新首相任命の期限については結論が先送りとなった。

国民議会は首相任命や憲法起草を目的に、今年7月の選挙で選出された。だがアブシャグール首相は7日のテレビ演説で、「政治家たちは地元の利権や党派争いを優先させ、勝手な要求を押し付けてきた」と強く非難。「これらは就任時に述べた私の信念に反する。信念を捨てるわけにはいかない」と語った。

同国ではカダフィ政権の崩壊後、政治的空白が続き、武装勢力の活動や民族間対立の激化が懸念されている。

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