モスク近くの市場で銃撃、23人死亡 ナイジェリア北部
(CNN) ナイジェリアの緊急対策当局者によると、北部カドゥナ州の村で14日朝、武装グループによる銃撃があり、23人が死亡、17人が負傷した。
同当局者によると、犠牲者は全員男性で、近くのモスク(イスラム教礼拝所)で朝の礼拝を終えたところだった。この日は村に市場が立つ日だったため、現場周辺は多くの買い物客でにぎわっていた。
一帯は強盗事件の多発地域で、村を取り囲む森林は犯罪組織の潜伏場所となっている。同当局者は、警察への通報を恐れた犯罪組織が自警活動に参加する住民らを狙ったとの見方を示した。
同州ではキリスト教徒とイスラム教徒が激しい衝突を繰り返してきた。今年6月には教会襲撃事件が相次ぎ、50人が死亡。イスラム国家樹立を掲げる武装勢力「ボコ・ハラム」が犯行声明を出していた。