オバマ大統領、「シリア国民連合」を国民の代表として承認
(CNN) オバマ米大統領は11日、シリア反体制派の統一組織「シリア国民連合」を、同国民の正統な代表として承認した。
オバマ大統領はABCテレビの取材に対し、「シリア国民連合はシリア国民を代表できる包括的組織になったと判断し、アサド政権に反対するシリア国民の正統な代表として承認する」と表明、「これは大きな1歩だ」と指摘した。
米国に先立ち、英国、フランス、トルコ、湾岸協力会議(GCC)も国民連合を承認している。
米政府による承認は、反体制派を心理的に後押しする効果はあるが、米国から反体制派への武器供給には直結しない。
週内には米国や欧州連合(EU)、アラブ連合の諸国とシリア反体制派の代表が出席して、モロッコで有志国会合が開かれる。同会合に出席予定だったクリントン米国務長官はウイルス性胃腸炎のため、バーンズ国務副長官が代理で出席する。