シリア避難民キャンプ 国境で防空ごうを掘る子どもたち

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内戦開始後2度目の冬を迎える避難民。生き抜くための闘いは続く

内戦開始後2度目の冬を迎える避難民。生き抜くための闘いは続く

トルコは今、バブアルサラムにいる避難民を受け入れていない。避難キャンプには約200世帯がプラスチック製のテントに寄り添って暮らし、現在もその数は増えつつある。近隣の町で赤十字に従事していた人は、「ここの人々の8割はトルコに逃げたいと願っている。だがトルコ政府はこの6週間、受け入れを中止している。人々は怒っている。我々も十分な物資を供給できていない」と状況を説明する。

避難所の人々を襲う冬の寒さは厳しい。アブドゥル・アルハッサムさんは、ある朝起きてみると、前夜まで元気に遊んでいた娘が寒さに体を丸めながら死んでいたと語る。生き残ったもう一人の娘も「寒さを怖がっている」という。

周辺には暖を取るための木々もほとんどない。プラスチックは見つけやすいが、燃やせば有害な煙が出てくる。それでも子どもたちはこの「お宝」を探して集め、暖をとろうとする。その結果、せきがとまらない状況が広がっている。

日暮れと共に、子どもたちは食べるための草を集めに行く。

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