政治犯釈放求めるデモ拡大、女性拘束を発端に サウジ
小規模な抗議活動は他都市にも飛び火し、首都リヤドやイスラム教の聖地メッカでも、女性や政治犯の釈放を求めるデモが行われているという。
人権団体は、同国政府がテロ対策の一環として、何千人もの市民を拘束してきたと主張。多くは裁判も行われず、弁護士との接見も許されないまま拘束されているといい、釈放を求める座り込みやデモは2年前から増えていた。
先週はカッシム州の聖職者101人が連名で、治安上の理由で拘束されている人の裁判または釈放を求める嘆願書を提出。聖職者らは、当局による拘束が発端となって不満が増大し、デモや座り込みも増えていると指摘し、「この問題の解決を急いだ方が賢明だ」と警告している。