貧民街にスカッドミサイル、死者50人以上か シリア
(CNN) シリア反体制派によると、北部アレッポの貧困地区に18日夜、地対地ミサイル「スカッド」が撃ち込まれ、住民ら少なくとも50人が死亡した。米当局者によると、アレッポには15日以降、政府軍のミサイルが計8発撃ち込まれている。
反体制派の地域調整委員会(LCC)が19日発表したところによると、この攻撃で建物7棟が倒壊し、多くの住民ががれきの下敷きとなった。
地元報道センターの活動家はCNNに「身元の判明した死者は21人だが、バラバラに切断された遺体もある」と話した。同活動家によれば、この地区に反体制派のメンバーはいなかった。死者のうち約20人は子どもだったという。
シリアでは昨年末、反体制派が軍基地から入手したロケット弾で政府軍機を撃墜し始めた。これに対して政府軍が地対地ミサイルによる攻撃を開始したが、その大半は人口密集地から離れた場所に着弾していた。