シリア大統領、辞任拒否 政権崩壊で中東への悪影響主張
(CNN) 内戦下にあるシリアのアサド大統領は6日までに、トルコのテレビ局との会見に応じ、自らの今後の動向について他国の要求には影響されないと欧米が強める退任圧力には屈しない考えを示した。
また、自らは「シリア国民が選んだ指導者」であることを強調し、大統領在位の是非は外国ではなくシリア国民が決めると述べた。
トルコのウルサルTVと5日に会見したもので、アサド氏が外国メディアの取材に応じるのは異例。大統領はこの中で、国内の批判派との話し合いは歓迎すると表明しながらも、参加者はあくまでシリア人であるべきと強調。譲れない一線は、外国の干渉の排除であると続けた。
さらに自らの政権が崩壊した場合、その影響はドミノ効果となって中東の他国にも及ぶと主張。「現政権を支持しないアラブ諸国は独立して行動しておらず、外国の導きで動いている」と述べた。