ビル倒壊現場でさらに4人を救出、逮捕者は6人に バングラデシュ
現場では家族らが手を取り合って、祈るように作業を見守った。
がれきの中から差し出された男性の手には、1枚のメモが握られていた。そこには「お父さんお母さん、もう薬を買ってあげられなくなることを許してください。兄弟よ、両親の世話をよろしく」との言葉がつづられ、遺体を故郷の村へ送ってほしいと書いてあった。
ほこりの下から、抱き合って死を迎えた男女の遺体も見つかった。ある男性は下半身がコンクリートの塊の下敷きとなり、3日間「助けて」と叫び続けた末に息を引き取った。周りの者はどうすることもできなかった。
一方で奇跡的に助かった生存者もいる。機械の下敷きになった女性は、倒壊から45時間後に救出された。はさまったままの片手を切断されながらも生き延びた。がれきの下で出産した女性も、新生児とともに助け出された。
災害対策担当の閣僚が28日発表したところによると、倒壊したビルは政府の建築許可を得ていなかった。湿地の上に建設され、建材も基準を満たしていなかったという。