中国で偽牛肉売買、「キツネ」「ネズミ」の肉利用
(CNN) 中国の国営新華社通信は4日までに、「キツネ」「ミンク」「ネズミ」の肉を牛肉や羊肉と偽って売り付けていた計382件を摘発、容疑者904人を逮捕したと報じた。
3カ月間の内偵捜査の成果で、偽表示があった約2万トンの食肉などを押収した。捜査は、公安省が主導する食の安全確保キャンペーンの一環。次の捜査の重点は乳製品に置く方針も明らかにした。
新華社によると、偽の牛肉などを売っていた容疑者の一部は死んだ動物の肉を混入して消費者に売ったり、化学成分を不法にまぜたりしている例もあった。
同国南西部で摘発した2カ所の肉加工処理・販売施設では、ニワトリのつめ足を処理するため過酸化水素を使っていた疑いがある。