イスラエル、入植者住宅の建設承認 米国務長官の訪問控え
エルサレム(CNN) イスラエルは米国のケリー国務長官の中東訪問を翌日に控えた26日、東エルサレムの入植者住宅69棟の建設を承認した。
ケリー長官は27~29日の日程でヨルダンとエルサレムを訪問し、イスラエルとパレスチナ自治政府およびヨルダンの当局者と会談を予定している。これに先立ちオバマ米大統領も今年3月にイスラエルを訪問し、中東和平交渉の再開を促していた。
ケリー長官の訪問を控えたタイミングでの建設承認について、左派系のメレツ党に所属するエルサレム市議会議員は「ネタニヤフ政権による挑発だ」「つまりイスラエルには真剣に和平交渉を再開する意図はないということだ」と非難した。
一方、イスラエル政府高官は、「これは私有地であり、民間の建設計画であって、政府とは無関係だ」と話している。