ジンバブエ大統領選、現職が勝利宣言 対立候補は不正主張
(CNN) 31日に投票が行われたジンバブエの大統領選で、現職のムガベ大統領の陣営が1日、勝利を宣言した。一方、対立候補は選挙に不正があったと主張している。
大統領選は現職のムガベ大統領(89)と、3度目の挑戦となるツァンギライ首相(61)の事実上の一騎打ちとなった。
ムガベ氏はジンバブエが英国から独立した1980年以来、大統領の座にあり、今回の選挙で勝利すれば38年にわたって長期政権が続くことになる。
選管当局はまだ公式な集計結果を発表していないが、与党ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU―PF)の幹部は「国内各地でこれまでの結果を見る限り、ZANU―PFの勝利は明らかだ」と語った。
これに対してツァンギライ首相は首都ハラレで記者会見し、「これは大きな茶番だ」と批判。有権者が脅されたり、投票の透明性が確保されていなかったなどの問題があったと述べ、選挙結果は信頼できないと訴えた。