アンデス山脈で男性救出、性的虐待の手配者か
極寒の環境に長期間身をさらし生き延びた人間は凍傷で指を1、2本失うのが通常だが、同容疑者にはこの被害もなかったという。
チリの検察当局によると、8歳男児の母親が性的虐待の罪で同容疑者を告発したことを受け、今年4月に捜査を開始。裁判所は同月、逮捕状を出していた。しかし、捜査が始まった数週間後に、裁判にも出廷せず行方不明となり、全国的に指名手配されていた。
チリの検察はアルゼンチンに対し、ゴメス容疑者の身柄送還を要請した。
一方、アルゼンチンで同容疑者と再会した妻と娘は性的虐待の罪をかぶせられたのは誤解に基づくものと反論。娘はTelamの取材に、容疑は折り合いが悪かったおばが原因とし、問題は解決済みと強調した。
また、父親はウルグアイで別の性的虐待の罪に問われているが、無関係であることが判明したとも説明。アルゼンチンでの今回の騒ぎについては、行方不明の人物の捜索に絡むものと語った。