開城工業団地、5カ月ぶりに再開
ソウル(CNN) 韓国と北朝鮮の経済協力事業である開城(ケソン)工業団地が16日、5カ月ぶりに再開した。韓国と北朝鮮の間で緊張が高まるなか、同工業団地は4月に操業を停止していた。
この日は、韓国からの車両や貨物輸送トラックが工業団地に入るために列を作った。
同工業団地でジーンズ工場を経営していた男性は、「言葉にならないくらいうれしい」と再開の喜びを語った。経営者の男性によれば、工業団地の閉鎖によって300万米ドルの損失が発生したという。工業団地では123の韓国企業が操業していた。
北朝鮮が昨年12月に長距離ロケットの打ち上げを実施したほか、今年2月に地下核実験を行ったことで、朝鮮半島の緊張が高まり、開城工業団地の閉鎖につながった。
開城工業団は、北朝鮮にとって外貨獲得のための重要な収入源になっていると見られている。