子宮貸します――代理母ビジネスがインドでブーム
クマリ氏は「もし本当に子どもが欲しいのなら、本人の友人や親戚が子宮を提供すべきだ。なぜ貧しい女性でなければいけないのか。これでは臓器売買と変わらない」と指摘する。
代理出産に向けられる地元民の視線も厳しい。とくに高齢の村民は快く思っていないようだ。しかし先のマンジュラさんは「私個人にとっては、パテル医師は良いことをしてくれた」と話す。
冒頭の代理母マドゥ・マクワンさんの運命も、このサービスのおかげで一変した。カナダ人夫婦に対するメッセージを求められると、彼女はこう話した。「サンキューと言いたい。これ以外の英語はわかりませんから!」
そして、「やっと自分の人生を歩むチャンスをつかんだんです。神様が優しくしてくださいました」と言って涙を拭った。