チリ大統領選、前職バチェレ氏が勝利 決選投票で
(CNN) 南米チリで15日、ピニェラ大統領の任期満了に伴う大統領選の決選投票が実施され、左派のバチェレ前大統領が過半数の票を獲得して返り咲きを決めた。
開票率93%の時点で、バチェレ氏の得票率は62.3%。対立候補だった保守系与党・独立民主連合のエベリン・マテイ前労働・社会保障相は37.7%にとどまった。
チリ憲法は大統領の任期を4年間と定めて連続再選を禁じている。バチェレ氏は2006~10年に大統領を務め、退任時まで高い支持率を維持した。その後、女性関連の国連機関を統合した「国連ウィメン」の初代事務局長に任命された。
先月の大統領選投票ではいずれの候補も得票が過半数に達しなかったため、憲法の規定により決選投票が行われた。バチェレ氏は来年3月に就任する。