ロシア議会、クリミアの議会決議を強く支持
フランスのファビウス外相は7日、公共ラジオ番組に出演し、ロシア政府が状況を緩和する行動を取らない場合は、より強硬な手段も予定していると述べた。また米国務省も現在の危機を招いた責任があると見られるロシア人とウクライナ人に渡航文書を発行しないと発表。オバマ大統領も制裁発動の大統領令に署名した。
この米国の動きに対し、ロシアのラブロフ外相は声明を出し、「(制裁の影響は)ブーメランのように否応なく米国に返ってくる」と警告した。
ウクライナ情勢は7日夜にロシアのソチで開幕した冬季パラリンピックにも影響を及ぼしている。
ウクライナのブラトフ・スポーツ青年相は、パラリンピックの開会式に選手団から旗手の選手1人のみ参加させたと発表した。ブラトフ氏によると、開会式のボイコットは選手団の全員一致で決定されたという。
これに先立ち、米国、英国、オランダ、カナダ、ポーランドの5カ国もパラリンピックに公式代表団を派遣しない意向を発表した。しかし、これらの国の選手らは競技には参加する。