インド洋南部に24メートルの物体、不明マレーシア機か
一方、マレーシアのヒシャムディン運輸相代理は物体の新たな発見について「全ての手掛かりに期待を抱く」と表明。マレーシア政府筋によると、ヘリコプター3機を搭載する同国海軍の艦船6隻が物体の捜索に加わるためインド洋南部に向かったことを明らかにした。
今月8日未明に音信途絶となった370便の捜索範囲は、北西では中央アジア、南西ではインド洋まで拡大している。今回見付かった物体2つは過去2日間、捜索活動を行っていたインド洋の海域近辺で見付かっていた。
同便不明の調査の経緯に詳しい消息筋は、物体2つと370便の関係を究明するには一定の時間がかかるとの見方を示した。物体が見付かった海域の特定や物体の分析に時間を要するとしている。
物体発見については豪州のアボット首相が20日、同国連邦議会の下院で初めて発表。海上哨戒機を現場海域へ飛ばし、物体の位置確認などに当たらせることを明らかにしていた。