マレーシア機捜索を27日に早期中断、悪天候で インド洋

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海上に122個の物体、マレーシア機の残骸か

オーストラリア西部パース(CNN) クアラルンプール発北京行きのマレーシア航空370便が消息不明となっている問題で、オーストラリアの海上保安局(AMSA)は27日、インド洋南部で続いている機体残骸の可能性がある浮遊物の捜索、回収作業が悪天候のため早期に中断されたと報告した。

ただ、中断されたのは航空機の捜索で、艦船5隻は現場海域に残り、作業継続を試みている。

捜索海域は豪州西部パースから南西へ約2414キロ離れている。悪天候のため捜索作業が中断を強いられたのは今週2回目。インド洋南部では過去2週間、衛星画像で同便の機体残骸の可能性がある漂流物が発見されているが、悪天候による捜索作業の中断で浮遊物の位置特定、早期回収の期待はくじかれている。

AMSAは27日、捜索に当たる全航空機は離陸地の豪州西部パースに戻っていると述べた。

捜索に海上哨戒機を参加させている米海軍幹部によると、現場海域の視界はほぼゼロの状態。海面表面にまで雲が垂れ込め、激しい乱気流が生じ、氷結も起きる気候条件となっている。

天候が28日に回復すれば航空機による捜索作業を再開する見通しだが、AMSAは悪天候は今後24時間続くとも予想した。

乗客乗員239人が搭乗する370便の捜索では、マレーシア政府が26日、フランスのエアバス関連企業などが提供したとする浮遊物計122個の衛星画像を発表した。

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