ウクライナ巡る4者協議、暴力行為の停止で合意
ロシアがウクライナとの国境付近に軍を集結させているとの情報については、ロシアは欧米諸国の求めに応じて1大隊を撤収させたことを明らかにしたと述べ、さらなる撤収を期待すると語った。
声明に盛り込まれた内容の実施については、欧州安保協力機構(OSCE)に監視を要請することで全関係者が合意した。
ロシアのラブロフ外相も別にジュネーブで記者会見して共同声明の内容を確認する一方で、ウクライナ議会でロシア系住民に対する「極めて不愉快な発言」がなされていると非難した。
ウクライナの混乱はこの日も続き、南東部のマリウポリでは17日、約300人の集団がウクライナ軍の基地を襲撃し、銃撃戦となった。
暫定政府によると、ウクライナ兵の銃撃で武装集団側の3人が死亡し、13人が負傷、63人が拘束された。拘束者の身元については現在確認中で、ロシア国籍の人物が含まれているかどうかはまだ確認できていないとしている。