ウクライナ新大統領が就任演説 「領土の一体性守る」
「戦争は望まない」「復しゅうは望まない」と話す一方で、ウクライナ領土の一体性を損なおうとする勢力には武力で対応すると宣言。「自分の身は自分で守らなければ、だれも守ってくれない」と述べ、軍を強化することが優先課題だと主張した。
親ロシア派には武装解除を要求し、「手が血に染まっていない者の刑事責任は問わない」と約束した。さらに、外国人戦闘員が国外へ退去できるような「回廊」の設置を指示した。
ポロシェンコ氏は6日、フランスで開催されたノルマンディー上陸作戦70周年記念式典の場でロシアのプーチン大統領と会談し、両国間の交渉を8日から始めると発表していた。
7日の演説では、この時プーチン大統領に対して「クリミア半島は過去も現在も未来もウクライナの領土だ」と断言したことを明かした。