米大統領、ノルマンディー上陸作戦70周年記念式典で演説

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米大統領、Dデイ記念式典で演説

(CNN) オバマ米大統領は6日、ノルマンディー上陸作戦70周年を記念して行われた式典で演説した。70年前、自由を守るために「危険を顧みず」ノルマンディーの海岸に上陸した米軍人らに敬意を表した。

当時、多くの兵士が上陸したオマハ・ビーチとイギリス海峡を見渡す崖の上にある米軍戦没者墓地で開かれた式典に出席したオバマ大統領は、「ノルマンディー上陸作戦で危険を顧みずに戦った退役軍人の皆さんにこの場で感謝の意を述べられることを光栄に思う」と述べた。

そして、「われわれは勝利を誇りに思っているが、単に勝利を祝うだけでない。また犠牲になった兵士たちに世界が感謝しているが、その犠牲に敬意を表するだけでもない。われわれは最大の危機に直面している今、なぜ米国と同盟国が自由の存続のために大きな犠牲を払ったのかを改めて思い出している」と語った。

さらにオバマ氏は、ノルマンディー上陸作戦が「民主主義の足掛かりとなった」とし、作戦に参加した兵士らの功績を未来の世界の記憶に焼き付ける必要があると述べ、「この海岸こそ、自由を求める戦いの転機となった場所だ」と付け加えた。

ノルマンディー上陸は、第2次世界大戦中に米国、英国、カナダの軍隊を中心とした連合軍がナチスドイツに占領されていたフランス北西部のノルマンディーの海岸に上陸した大規模な軍事作戦で、第2次大戦の大きな転機となった。

オマハ・ビーチでは、連合軍の第1陣が上陸した際、ドイツ軍が崖の上の要塞化した拠点から集中砲火を浴びせ、多くの兵士が命を落とした。

米軍戦没者墓地には9387人の米軍人が眠っており、その大半はノルマンディー上陸作戦で亡くなった。

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