大衆の心にも響く「中国の夢」
コンサルティング会社チャイナ・マーケット・リサーチグループのアナリストであるベン・キャベンダー氏は、「中国の夢」について、純粋に個人的な達成ではなく国家の栄光に比重が置かれている点に着目する。
同氏によると、中国人は個人だけでなく国家による業績にも誇りを持つ傾向にあり、「中国がよりグローバルになり、認知度も上がり、国際的な議論により深く関与していくことが重要」なのだという。
ただ、個人的なレベルでは、「中国の夢」は他国の人々が抱く夢とそう変わらない。
ミルワード・ブラウンの調べによると、個人の夢や目標として上位に入るのは、健康、良い家庭、仕事での成功といったあたりだ。また、65%の中国人は、幸福の追求が重要だとしている。