マレーシア航空機、地対空ミサイルで撃墜か ウクライナ東部
マレーシアのナジブ首相は、同機から救難信号は発信されなかったと語り、現地に国際チームを派遣して徹底調査に当たることを求めた。
ウクライナ政府は、親ロシア派の武装勢力が同機を撃墜したと断言している。ポロシェンコ大統領は、墜落は「テロリストの行為」が原因だと非難し、「ウクライナ軍は上空のいかなる標的に対しても攻撃を行っていないことを確認する」と語った。
同国治安当局のトップは、ロシア軍の工作員2人の電話を傍受し、この2人が「犯行」にかかわっていたことが分かったと主張している。
一方、ロシアのプーチン大統領はテレビ演説で、「ウクライナ南東部での軍事作戦が再開されていなければ、こうした悲劇は起きなかった」「この悲劇が起きた地の政府に責任があるのは明らかだ」と強調した。
現地のフリーランスの米国人記者、ノア・スナイダー氏は目撃者の話として、同機は上空で爆発したような様子で、機体や乗客などあらゆるものが降ってきたと述べた。