中国東部の空の便混乱、3週間続く見通し 軍事演習が影響か
(CNN) 中国東部の空港で便の欠航と遅延が大量発生している問題で、同国の民間航空行政当局は24日までに地域内の計12空港におけるこれらの混乱は少なくとも今後3週間続くとの見通しを示した。
当局と各航空会社は欠航などの理由についてはほとんど言及していないが、地元メディアは軍事演習の影響と報じている。
シャンハイ・デーリー紙によると、地方行政当局者は航空交通が規制されていると指摘。上海に拠点がある中国東方航空は空域が占拠されていると説明したと報じた。航空交通の制限は軍事演習が実施される際に打ち出されるのが多いとも伝えた。
欠航や離着陸の遅延が最もひどいのは上海にある浦東、虹橋両空港。乗り入れ便数などで中国では最大規模にある両空港では計120便が2時間以上遅れる混乱が生まれた。
大規模なフライト欠航などを知った乗客は国内移動で高速鉄道の利用に切り替えている。このため主要な鉄道路線では春節(旧正月)時の旅行シーズン並みの混雑が生まれているという。